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【メドック】格付けシャトーを試しに飲むならサードラベルがオススメ

「メドック地区の格付けシャトー」はご存知でしょうか?
・メドック格付け61シャトー暗記法&練習問題

フランスのボルドー地方メドック地区の有名生産者(シャトー)を格付けしたもので、現在では全部で61のシャトーが5段階で格付けされています。

特に1級に選ばれた5つのシャトーは「メドック5大シャトー」とも呼ばれ、世界でも爆発的な人気がありますね。

メドック格付けシャトーは、5大シャトー以外のワインも高級品揃い

飲んでみたいと思っても、一本数万円の値段がついているのが当たり前です。
よほどお財布に余裕があるか、特別な記念日でない限りそういったワインを飲むのは難しいですよね。

しかしメドックシャトーには、「セカンドラベル」や「サードラベル」というお手頃な価格のラインナップがあるんです。

シャトー名を冠した「ファーストラベル」は高級品で飲み頃までに何十年もかかります。
飲み頃を待つ間の保管状態にも気を配る必要があるなど、扱いが難しいことも悩みのタネ…。

「セカンドラベル」や「サードラベル」なら、買ってすぐ飲めるものがほとんど
長期保管が不要で、取り扱いの詳しい知識がなくても楽しむことができます

  • ボルドーの有名シャトーを飲んでみたいけど高額で手が出ない
  • 「飲み頃」と言われてもそれがいつなのか分からない
  • 記念日に少しだけいいワインを飲みたい

こんな人には特に「セカンドラベル」「サードラベル」がオススメです。

記事の後半ではオススメのサードラベルワインも載せていますので、興味がある方は是非試してみてください。

「ファーストラベル」は超高級&飲み頃まで何十年も待つ

  • シャトー名がワイン名になっている「ファーストラベル」
  • 極限まで凝縮されたブドウで造るため飲み頃までが長い

「シャトーマルゴー」や「シャトーラトゥール」のように、造ったシャトーの名前がそのままワイン名になっているのが「ファーストラベル」です。

その名の通り、シャトーを代表する超高品質の高級ワインであることがほとんど。

剪定を厳しく行うなどして、非常に凝縮されたブドウから造られるプレミアムワインです。

若い「ファーストラベル」は固すぎて飲めない?

凝縮されたブドウから作られるファーストラベルの特徴に、「若い状態では固すぎて飲めない」というものがあります。
成分が非常に凝縮しているので、酸や渋みが強すぎるんですね。

しかし熟成させると凝縮された酸や渋みがじわじわと変化していき、それぞれが絶妙なバランスになったタイミングで「飲み頃」を迎えます。

「飲み頃」を迎えたファーストラベルは至福の体験。
一生の思い出になることは間違いないでしょう。

「飲み頃」は俗にいう「当たり年」ほど遅く、「ハズレ年」であれば早く来ると言われます。
1級シャトーの当たり年ともなると、造られてから飲み頃まで30年だったり50年かかるとも

高級品&長い熟成期間を考えると、「ちょっと飲んでみようかな」と簡単にワーストラベルを買うのは難しいですよね。

一方で、同じシャトーが造った「セカンドラベル」や「サードラベル」なら簡単です。
当然ですが、品質はファーストラベルには及びません。
しかし価格や飲み頃といった「難しい部分」がなく、「ちょっと飲んでみようかな」が出来るため非常にオススメです

飲み頃が来ているファーストラベルを買うという手もあります。
しかし何十年も前のワインは、現存する本数が少ないのでさらに高額。
正しい保管状態で熟成されたものを選ぶ必要があるため、「誰から買うか」も考えなくちゃいけません。
ますます買うのが難しいのが現実です

セカンドラベル・サードラベルとは?


ファーストラベルがそのシャトーを代表する最上級のワインとすれば、セカンドラベルはその一段階下のグレード

法律上ではファーストラベルとして販売できるものの、樹齢が若いなどの理由で生産者側で独自に区別したワインになります。

原料ブドウ以外は生産者も製造スタイルも同じで、ファーストラベルより価格は安く設定されているのが一般的。
原料ブドウが異なるので当然飲み頃も異なり、セカンドラベルは「今飲める」ものが多いです。

しかし手ごろな価格で高品質ワインが手に入るということで人気沸騰。
セカンドラベルも価格が上がってきてしまいました。

高騰したセカンドラベルに代わるサードラベル

セカンドラベルに代わり、近年出てきているのが「サードラベル」です。

どういったものをサードラベルと呼ぶかという規定はありません。

全く違う地区で造ったブドウを使っていても、生産者が同じであればサードラベルと呼ぶこともあります。
また、シャトーによってはサードラベルを生産していないところもあります。

価格はセカンドラベルよりもさらにお手頃で、セカンドラベル同様「買ってすぐ飲める」ワインです。
生産者のスタイルはしっかり表現されているので、有名シャトーのワインを試してみたいときにはピッタリ。

3000円前後で買えるものも多いので、是非試してみてください。

1級シャトーになるとサードラベルでも1万円を越えるものもあります。
しかしファーストラベルの数十万円と比べれば1/10の価格。
記念日に飲むワインなどに選んでみてはいかがでしょうか?

オススメの格付けサードラベル


メドック格付け1~3級シャトーのサードラベルの中で、特にオススメなものをピックアップしました。
最上級ワインの片鱗を是非味わってみてください。

1級シャトー


メドック格付け61シャトーの中で5シャトーのみが認められている1級。
その一角であるシャトーラトゥールのサードラベルです。
徹底した品質主義で5大シャトーの中でも最も安定した品質を持つと言われ、率先して最新技術を取り入れるなど日々品質向上に向けた努力が続けられています。


シャトーマルゴーは日本で最も有名なシャトーかもしれません。
こちらはメドック地区でも最上流域に位置し、「ワインの女王」とも呼ばれるシャトーマルゴーのサードラベルです。
小説の「失楽園」や漫画「神の雫」でも取り上げられており、コンビニのワイン売り場などでも「シャトーマルゴーの醸造家が手掛けた○○」のように名前を見かけることが多いですね。

2級シャトー


2級シャトー筆頭のシャトーモンローズのサードラベル。
醸造方法はファーストラベルと同じで、樽の新樽比率を変えて早くから飲むことが出来るようにしています。
優良な年だけ生産される希少品ですが価格は手頃でオススメです。


「サンジュリアンのラフィット」とも呼ばれるシャトーデュクリュ・ボーカイユのサードラベル。
その異名の通り、抜群の安定感が特徴のシャトーで、2級シャトーの中でも特に評価が高い「スーパーセカンド」の筆頭です。
1級に限りなく近い品質ともされる実力を是非味わってください。


「サンジュリアンの王」と呼ばれるシャトーレオヴィル・ラスカーズのサードラベル。
ヴィンテージによっては1級を超えるとさえ言われる実力を持つシャトーです。
ファーストラベルと同じ畑の若い樹から造られる、全く手抜きなしの高品質ワインをお試しください。


1級のシャトーマルゴーに隣接し、格付け2級でありながら手の届きやすい価格であることでも知られるシャトーローザンガシーのサードラベル。
サードラベルも高品質でありながら手に取りやすい価格で、夕食のステーキなどと一緒に楽しみたい一本です。

3級シャトー


ハートマークのラベルで大人気のシャトーカロンセギュール。
セカンドラベルやこちらのサードラベルにも同様にハートマークが描かれており、クリスマスなどのカップルイベントに大人気です。


現在は日本のサントリーが所有するシャトーラグランジュのサードラベル。
ファーストラベルでも1万円以下で手に入るため、他シャトーより手を出しやすいのはありがたいですね。


シャトージスクールがオーメドックの畑から採れたブドウで造ったサードラベル。
香り高く高品質ながら飲みやすい味わいで、食事にも合わせやすい一本です。

最後に

  • ファーストラベルは一生の思い出になるが高額で飲み頃まで何年も待つ
  • ファーストラベルより安価で飲み頃も早いセカンドラベルやサードラベル
  • 特にサードラベルは価格も3000円前後のものもあり断然オトク!

サードラベルは気軽に有名シャトーを試せるアイテム。
基本的な違いは原料ブドウだけで、生産者のスタイルなどはそのまま表現されています。

メドック格付けシャトーを飲んでみたいという場合には是非試してみてください。

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