【白ワインの女王】シャルドネの特徴や組み合わせる料理を解説

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今回は白ワインの女王・シャルドネの特徴を解説します。

シャルドネは白ワインに使われるブドウとしてもっとも有名な品種です。

世界中で広く栽培され、デイリーワインから超高級ワインまで幅広く活躍していますが、そのスタイルは様々。

産地や生産者によって七色の顔を見せるので、一言に「シャルドネはこういう特徴」と言えないところも魅力です。

記事の後半ではオススメのシャルドネワインも紹介しているので、ワイン選びの参考にしてください。

シャルドネの特徴

  • 「白ワインの女王」と呼ばれる最重要品種
  • 無個性が個性!産地・生産者によって大きく印象が変わる

「白ワインの女王」と呼ばれる最重要品種

シャルドネは白ワインに使われるブドウの中で最も有名で、最も重要な品種。

発芽が早く春霜の影響は受けやすいですが、早熟で幅広い環境に適応できるため、世界各国の広い地域で栽培されています。

シャルドネで造ったワインでは、辛口白ワイン代表の「シャブリ」や、ブルゴーニュグランクリュの「モンラッシェ」などが有名ですね。

有名スパークリングワインの「シャンパーニュ」にも使われているので、知らず知らずにシャルドネを飲んでいたということも多いでしょう。

デイリーワインから超高級ワインまで、世界中で愛される「白ワインの女王」です。

無個性が個性!産地・生産者によって大きく印象が変わる

シャルドネの特徴は「無個性」であることです。

「シャルドネのワインってどんなワイン?」と聞かれると、ワインに詳しい人でも何と答えたらいいか悩んでしまうでしょう。

小粒で果皮が薄い果実で、ブドウ自体の風味はニュートラル

無個性だからこそ、産地や生産者によって造られるワインのスタイルは全く違うものになります。

「真っ白なキャンバス」だったり、「産地や生産者をうつす鏡」だったり、そのようなイメージですね。

ワインの世界では「テロワールを濃く表現する」なんて言われ方をしたりもします。

キリっと鋭い酸を持つタイプから、マンゴーのような豊満な果実味とコクを持つワインまで、同じブドウ品種とは思えないほど。

そのためワイン初心者が集まってシャルドネをイメージすると、

「キリっとした酸があった」
「バニラみたいな甘みがあった」
「舌触りがまろやかだった」

というように、全くバラバラの感想が出てくることも珍しくないでしょう。

次項では、シャルドネの味わいが変わるポイントを3つに分けて解説します。

シャルドネの味わいが決まるポイント3点

  • 産地の気候
  • 発酵方法
  • 熟成方法

基本的にシャルドネの味わいは「産地の気候」「発酵方法」「熟成方法」の3つの違いによって変化します。

産地の気候

産地の気候によってブドウの熟し方が変わり、主体となる香りや味わいが変化していきます。

冷涼な地域

冷涼な地域で造ったシャルドネは、酸が鋭いフレッシュなワインになります。

緑が強めの見た目で、青りんごや柑橘系のニュアンスが出ることが多いです。

温暖な地域

温暖な地域で造ったシャルドネは、完熟した桃だったりトロピカルフルーツの印象が豊かになります。

冷涼な地域よりも少し黄色が強い見た目になります。

発酵方法

発酵の際、「マロラクティック発酵(MLF)」をするかどうかでも味わいに違いが出ます。

MLFをするとブドウ果汁が持つ酸味がまろやかになり、乳酸起因のバターっぽい風味が加わります。

後述する木樽熟成と併用されることが多いです。

赤ワインにはほとんどのワインにMLFするのが一般的ですが、白ワインに対しては生産者によってまちまち。

酸味の鋭いスタイルが欲しいならMLFなしのものを、舌触りがまろやかなスタイルが欲しいならMLFありのものを選びましょう。

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熟成方法

  • ステンレスタンク熟成
  • 木樽熟成

白ワインはステンレスタンクで熟成されることが多いですが、シャルドネのようなニュートラル品種は木樽で熟成することもあります。

100%ステンレスタンクだったりもありますが、ステンレスタンク熟成したものと木樽熟成したものを混ぜることもあるので、どちらの比率が高いのかで判断するのがいいでしょう。

ステンレスタンク熟成

ステンレスタンクで熟成させると、ブドウの風味がそのまま残ったフレッシュなワインになります。

木樽熟成

木樽で熟成させると樽の風味がワインに移るので、バニラだったりトーストのようなニュアンスが出ます。

樽の色も少し移るので、黄色が若干濃い見た目になるのも特徴。

樽熟成はブドウ自体の香りが特徴的な品種には行わず、シャルドネのようなニュートラル品種に用いられるのが一般的です。

産地ごとのシャルドネワインのスタイル

シャブリ地区(フランス・ブルゴーニュ地方)

シャブリと言えば「ドライ」なシャルドネとして有名です。

ステンレスタンクで熟成し、キリっと鋭い酸を持つ極辛口でフレッシュなシャルドネを飲みたいと思ったらまずシャブリを選べばいいでしょう。

しかし同じ「シャブリ」でも、上級(プルミエクリュ)と最上級クラス(グランクリュ)になると、若干木樽を効かせたタイプが増えてきます。

グレードによって造り方が変わってくるのもシャブリの面白いところですね。


↑シャブリと後述するブルゴーニュの飲み比べ。同時に飲むと特徴の違いが分かりやすいのでオススメです。

ブルゴーニュ地方(シャブリ地区以外)

「モンラッシェ」「ムルソー」など、世界に名高い高級ワインを生み出すのがブルゴーニュ地方です。

畑や産地ごとの違い(テロワール)を非常に重視する地域なので、テロワールをしっかりと表現できるシャルドネはうってつけです。

さまざまなスタイルが造られていますが、一般的に樽を少しだけ効かせたワインであることが多いです。

凝縮したブドウの味わいの中にフワっと香る樽香のバランスは見事なもの。

ブルゴーニュワインは近年高騰してきていますが、飲んだことがない人は是非一度はお試しください。

ブルゴーニュの白といえばシャルドネが有名ですが、赤はピノノワールが有名です。

シャルドネと同様にテロワールをよく表すブドウ品種なので、ブルゴーニュで重宝されるのもうなずけますね。

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カリフォルニア


カリフォルニアのシャルドネといえば、木樽をこれでもかと使ってバニラの香りがむんむんするスタイルが有名です。

豊富な日照量によってブドウがよく熟すので、果実味豊かな飲みやすいワインが生まれます。

近年は栽培技術が進んで、完熟する前に収穫して酸味を確保したり、樽の使用を控えたブルゴーニュやシャブリのスタイルを目指す生産者も増えてきました。

ヨーロッパ以外の産地(=ニューワールド)では、カリフォルニアのような木樽が強めのスタイルが多いです。

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シャルドネに合わせるオススメ料理

  • スッキリなシャルドネには前菜や魚介
  • 樽を利かせたシャルドネにはクリーム系

シャルドネと一言にいっても色々なスタイルがあるので、合わせる料理も変わります。

特に「ステンレスタンク熟成」なのか「木樽熟成」なのかで料理を変えるのが簡単です。

スッキリなシャルドネには前菜や魚介

一般的なシャブリのように、ステンレスタンクを使ったスッキリ系には前菜、マリネ、塩焼きなどのシンプルな魚介料理がいいでしょう。

「シャブリと生牡蠣」「白ワインには魚」というのは有名ですが、これはこのタイプのワインのことを言っています。

樽を利かせたシャルドネにはクリーム系

樽の効いたボリューミーなシャルドネには、少しこってり目の料理が合います。

グラタンなどのクリーム系の料理は特にピッタリ。

シャブリでもグランクリュになると樽を利かせるので、生牡蠣よりも牡蠣グラタンのほうがよく合います。

鶏肉や豚肉のような「白いお肉」を使った料理だったり、魚料理ならバターを使ったムニエルのようなものがいいですね。


↑シャブリグランクリュと牡蠣のクリームグラタンは最高のマリアージュの一つですね!

シャルドネの由来

フランス・ブルゴーニュ地方原産

シャルドネはフランス・ブルゴーニュ地方原産のブドウ品種です。

ブルゴーニュ南部、マコネ地区にあるシャルドネ村が語源になっていると考えられています。

ピノノワール×グエブランの交配品種

シャルドネは、同じくブルゴーニュ原産であるピノノワールと、かつて多く栽培されていたグエブランという品種が交配して生まれました。

ピノノワールは今も現役の品種ですが、グエブランはすでに絶滅していると考えられています。

歴史的に「Pinot Chardonnayピノシャルドネ」という名前でも知られています。

シャルドネを使ったオススメワイン

晩酌に最適なデイリーワイン





記念日や贈り物にオススメなちょっといいワイン





こだわりの高級ワイン






最後に

  • 「白ワインの女王」と呼ばれる最重要品種
  • 無個性が個性!産地・生産者によって大きく印象が変わる
  • シャルドネの味わいは「産地の気候」「発酵方法」「熟成方法」によって変わる
  • スッキリなシャルドネには前菜や魚介の料理が合う
  • 樽を利かせたシャルドネにはクリーム系の料理が合う

今回は白ワインの女王・シャルドネについて解説しました。

シャルドネのワインと一言に行ってもそのスタイルはさまざまです。

ブラインドテイスティングの際にも、樽熟成の有無でコメントが変わるので、判別することは非常に重要。

いくつかのシャルドネワインを並べて飲み比べるだけでも、スタイルの違いをかなり楽しめるので、是非お試しください。

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