【初心者からでも合格可能】ソムリエワインエキスパート試験の概要

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  • ソムリエワインエキスパート試験の学習内容や難易度
  • 受験条件と受験料
  • 合格までに必要な勉強時間
  • 合格後のメリット

ワインの資格と言えば、まず思い浮かぶのが「ソムリエ」ではないでしょうか。
あまり知られていませんが、ソムリエと同格の呼称として「ワインエキスパート」という資格もあり、これらの違いは受験の条件のみ。

難しいイメージが強く、ワインに詳しい人だけが受験すると思われがちなこれらの呼称。

実は「これからワインを勉強したい」という人も受験していることが多いのをご存知でしょうか?

「”記念受験”ってやつじゃないの?」

と思った人もいるでしょう。受験するだけなら誰でもできますよね。

しかし記念受験ばかりではなく、正しく勉強していけばワイン初心者からでも合格を目指せる試験なんです

この記事ではソムリエ・ワインエキスパート試験の受験を検討している人に向けて、合格率や試験内容、学習時間などを解説し、後半では合格後何ができるかのメリットも紹介しています。

合格することで正真正銘「ワインに詳しい人・ワインのプロ」になれる資格、是非挑戦してみてください。

ワイン初心者で、ワインエキスパート以外の勉強方法を知りたい人は下記リンクの記事も参考にしてくださいね↓↓
【知識0の初心者向け】ワインの勉強はコレから始めよう!3つの勉強法も解説 の記事へ

合格率と必要な勉強時間

  • 合格率は30~40%前後
  • 難易度が高いのは一次試験

ソムリエ協会のHPに、毎年の受験者数・合格者数などがまとまっています。
その中から合格率を抜き出したものが以下の表です。

合格率 ソムリエ ワインエキスパート
2015年 40.9% 39.6%
2016年 29.0% 38.2%
2017年 23.5% 33.1%
2018年 26.5% 32.8%
2019年 29.8% 44.2%
2020年 37.9% 43.3%
2021年 42.1% 40.7%
平均 32.8% 38.8%

合格率を平均すると、ソムリエで32.8%、ワインエキスパートで38.8%。

合格率だけ見るとやや難しい資格試験に分類されますが、実際にはきちんと計画的に勉強すれば合格できる試験です

ソムリエワインエキスパートの受験者には飲食店従業員も多いです。
そういった人は特有の長時間労働によって勉強に時間が取れず、受験に失敗するケースがしばしば。
「ソムリエを受験した」という記念のために受験する人も毎年一定数いるようで、合格率は難易度よりも低く見える傾向にあります。

試験の中で特に壁となるのが最も合格率の低い一次試験

事前知識にもよりますが、だいたい400時間程度の学習が必要と言われています。

試験勉強はゆとりを持って進めることで、記憶の定着力をUPすることができます。

筆者が一次試験合格までに行った学習スケジュールを紹介した記事もありますので、受験を検討している方は下記リンクからどうぞ↓↓
【一発合格】ソムリエワインエキスパート試験の勉強法&スケジュール の記事へ

受験資格と受験費用

  • ソムリエは飲食店などでワインを扱う業務に従事している人向け
  • ワインエキスパートの受験に条件はない
  • 受験費用は30000~35000円

受験資格

ソムリエとワインエキスパートの大きな違いは、受験するための条件にあります。

酒類・飲料を提供する飲食サービス
酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、製造、教育機関講師
酒類・飲料を取り扱うコンサルタント業務

ソムリエの名称で受験するためには、上記のいずれかの職務で月90時間以上の勤務を3年以上行っている必要があります。

つまりはお酒を扱う仕事をしていないと受験できないということですね。

3年以上の勤務が必要なので、新卒でレストランに入社した人などは3年たたないとソムリエを受験することは出来ません。

一方でワインエキスパートにはソムリエのような条件は一切なく、一般のワインファンの方はもちろん、レストラン勤務で勤務期間が3年に満たない人なども受験できます。

いずれの場合もテイスティング試験があるため、年齢が20歳以上である必要があります。

試験内容に若干の違いはあるものの、ソムリエとワインエキスパートの大きな違いはこの受験資格のみ。
合格後も「エキスパートよりソムリエのほうが格上」のようなことはなく、同格に扱われます。

ワインエキスパートのほうが受験条件が緩い分、少しだけオトクな感じもしますね。

受験費用

受験費用は一次試験の受験回数と、ソムリエ協会員か一般かによって異なります。

試験の出願と同時に入会すると入会費が半額になるので、それぞれいくらかかるのかを見てみましょう。

 

一次試験受験回数※入会しない場合
1回 2回
会員 20380円 25220円
一般 29660円 34440円
一次試験受験回数※出願と同時入会の場合
1回 2回
3月入会 37880円 42720円
4月入会 36630円 41470円
5月入会 35380円 40220円
6月入会 34130円 38970円
7月入会 32880円 37720円

例えば一般で一次試験の受験回数を2回にした場合、受験費用は約35000円ですね。
テキストとして最新のソムリエ教本代が含まれているので、別途テキストを購入する必要はありません。

一次試験は2回受験で申し込むのがオススメ

一次試験はCBT形式で行われます。

合格できる実力があっても運次第で合格点を割ってしまう可能性があるため、予算が許すのであれば受験回数2回での申し込みがオススメです。

CBT試験については下記リンクの記事で解説しているので、こちらもチェックしてください↓↓
・【完全4択】ソムリエワインエキスパートのCBT試験を解説 の記事へ

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試験内容

  • 一次試験はCBT試験
  • 二次試験はテイスティング試験(+ソムリエのみ論述試験も)
  • 三次試験はサービス実技試験(ソムリエのみ)

一次試験

一次試験の内容はソムリエとワインエキスパート共通で、CBT形式の筆記試験です。

最新のソムリエ教本を元に作られた問題を120問、60分のうちに回答します。
・ソムリエ教本に新しく記載された内容が出題されやすいってホント?巷の噂の真実を解説します の記事へ

試験は全て4択形式で、記述問題は出題されません。

ソムリエワインエキスパート試験の中で壁になるのがこの一次試験

不合格者の大半はここで脱落すると言われています。

勉強は要点の丸暗記が中心なので、暗記が得意かどうかも合格に大きく影響します。

二次試験

二次試験はテイスティング試験と、論述試験(ソムリエのみ)が行われます。

テイスティング

スティルワイン3種
その他のお酒2種
スティルワイン4種
その他のお酒1種

テイスティングは全部で5種類のお酒をテイスティングしますが、ソムリエとワインエキスパートで若干内容が異なります。

「スティルワイン」は非発泡でアルコールなどの添加がないワイン、つまり普通の赤ワインとか白ワインのことですね。

「その他のお酒」は日本酒や焼酎、はたまたジンやラムなど、多様なお酒が出題されます。

これらのお酒が銘柄が分からない状態でグラスに注がれていて、それを飲んでコメントし、生産国や品種・銘柄などを答えるのがテイスティング試験です。

「これはフランスのカベルネソーヴィニヨンです!」というように国や品種を当てる試験をイメージする人も多いでしょう。
しかし実際は味わいなどを表現する部分のほうが配点が高く、品種名を間違っていても表現が正しく出来ていれば合格できます

そもそもソムリエコンクールに出場するような人たちであっても、ワインの生産国や品種をピッタリ当てることは難しいです。
受験者にそんなスキルが求められるわけないですよね。

「その他のお酒」では味わいなどの表現はなく、「これはジンです」のように銘柄のみ答えればOK。
配点もワインに比べると少な目ですが、飲んだことが無いお酒が出題されると絶対に回答できないので、ある程度幅広くお酒を飲んでおく必要があります。

多種類のお酒を少量ずつでSET販売している二次試験対策キットもあるので、気になる人は下記記事もチェックしてくださいね。
【絶対お得!】その他酒類の二次試験対策にオススメなセット の記事へ

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また、二次試験のテイスティングは通常のテイスティングとは毛色が若干異なる部分があるので注意が必要です。
二次試験に特化したテイスティングの勉強法については下記記事も参考にしてくださいね。
【正しい勉強法を知ろう】二次試験対策に特化したテイスティングを解説 の記事へ

二次試験の合格率は7割ほど。
相対評価なので、平均点付近を目指して得点できるように準備しておきましょう。

論述試験(ソムリエのみ)

ソムリエのみ実施される論述試験は、3つの問題を20分200文字以内で回答するという内容です。

例題
「○○のワインに合う料理を説明しなさい」
「オレンジワインについて説明しなさい」
「ワインをあまり飲んだことが無いお客様に、自宅用のワインを提案しなさい」

このように、一次試験の延長線上にある出題や、実務を想定した出題がされます。

ワインに関する知識や料理との相性については、一次試験で学習した内容をそのまま答えればOK。

実務を想定した出題も、受験者は3年以上の実務経験を持つ人になるので、似たような場面を経験している人もいるかもしれません。

時事問題も出題されるので、日ごろからワイン業界の情報を集めるようにしておきましょう。

三次試験(ソムリエのみ)

ソムリエのみ、三次試験でサービス実技試験が行われます。

試験内容は顧客役の審査員に対して、

「注文されたワインをプレゼンテーション」
「抜栓」
「サービス」

までの一連動作が正しく・スムーズに行えているかをチェックされるというもの。

三次試験の合格率は90%ほど。
よほどのミスをしない限りは合格できますね。

試験合格後のメリット

  • 現職の給与UP
  • ワイン業界への転職
  • ワイン情報の発信者やライターとして活躍する
  • ワイン検定の講師として後進の育成に協力する

ソムリエは実務経験者が受験するため、給料があがったり、より良い条件の職場に転職出来たりと分かりやすいメリットがあります。
ソムリエコンクールなどでいい成績を残せるようにさらに努力をする人もいるかもしれません。

一方、ワインエキスパートは「趣味の資格」とも言われており、取得後のメリットが分かりにくい資格です

ワインエキスパート保有者は。ソムリエ協会の講習を受けることで、「J.S.A.ワイン検定」という検定試験の講師になることが出来ます。

ソムリエ呼称では講師になれず、ワインエキスパート保有者のみ権利があるので、ここが一番大きな利点かもしれませんね

講師にならなかったとしてもワインについてかなり深い知識を持つことが出来ますし、ワインエキスパートを取得したことでワイン業界への転職に有利になります。

他にはブログやSNSなどでワイン情報の発信者として活躍したり、クラウドソージングなどを使ってライターとして副業したり人も多いですね。

ワイン検定の概要とブロンズクラスの勉強法を解説【練習問題つき】

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最後に

  • ソムリエは飲食店などでワインを扱う業務に従事している人向け
  • ワインエキスパートの受験に条件はない
  • 受験費用は30000~35000円
  • 一次試験はCBT試験
  • 二次試験はテイスティング試験(+ソムリエのみ論述試験も)
  • 三次試験はサービス実技試験(ソムリエのみ)
  • 受験後のメリットはソムリエとワインエキスパートで異なる

ソムリエワインエキスパート試験は多くの学習時間が必要ですが、きちんと勉強すれば合格できる試験です。

当ブログでは鬼門となる一次試験の対策記事も多くあるので、受験する際にはそちらも是非参考にしてください。

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