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【初心者向け】ワインを勉強する時の5つのポイントと3つの勉強法

ワイン初心者
ワインの勉強は何から始めればいいですか?
Iseya
効率のいいやり方を紹介します!

今回は、これからワインの勉強をスタートしようと考えている人に向けた記事です。

  • 初心者は何から勉強したらいいのか
  • どうやって勉強したらいいのか
  • ワインを勉強するとどんなメリットがあるのか

を解説していきます。

勉強は「楽しく・わかりやすく・効率よく」進められた方がいいですよね。
それぞれの勉強法について、筆者がワインエキスパート合格までに体感したメリット・デメリットも載せています。

筆者は10年以上ものあいだ、独学で本やネットをつかってワインを勉強していました。
しかしワイン検定やワインエキスパート試験合格を目指して、ワインスクールに通った1年半のほうが圧倒的に成長できたと感じています。

本やネットの情報で知識の下地ができたら、ワインスクールなどできちんと勉強するほうが絶対にオススメです。

これから勉強をスタートする人は、この記事を参考にしてスムーズに勉強してくださいね。

ワインの勉強は何をする?

  • ブドウ品種
  • 産地
  • 生産者
  • 栽培&醸造方法
  • テイスティング

ワインの勉強は大きく5つに分かれます。
テイスティング以外の4項目は座学がメインですね。

ワインを勉強するときは、

  1. 知識を頭に入れる
  2. 知識を入れたワインを飲む

の順序で取り組むようにしてください。

ブドウ品種

ワインの味わいを決める大きな要素はブドウ品種です。

ワイン初心者はまず主要なブドウ品種を覚えていきましょう。

現在、ワインに使われるブドウ品種は約100種類と言われていますが、全部覚える必要はありません。

まずは赤ワイン用と白ワイン用で3種類くらいずつからスタートしてください。

ブドウ品種の違いが分かると、「自分の好きな味のワイン」を選べるようになります。

日常的にワインを楽しむだけなら赤白10品種ずつ、合計20品種も覚えられれば十分でしょう。

初心者向けブドウ品種について:【ワインエキスパート直伝】初心者向けブドウ品種とワインの選び方を解説します

産地

フランスやイタリアなど、有名産地の特徴を覚えていきましょう。

一番簡単なのは「同じブドウ品種」で「産地の違う」ワインを飲み比べることです。

一度に2本開けないといけないので、家族や友人と一緒に飲んだり、ハーフボトルのワインで試したりして飲みすぎないようにしてくださいね。
ハーフボトルは「【初心者から上級者まで】ワインの飲み比べはハーフボトルがオススメ!」で活用方法などを解説しています。

どうしても飲み切れないときは、正しい方法で保存すれば最長一週間程度は問題なく楽しめます。
正しい保存方法は「開栓したワインはいつまで持つ?飲み残したワインの取り扱い方を解説」をご覧ください。

同じブドウ品種でも、気候や土壌などの栽培条件によって大なり小なり味わいに差があります。

産地ごとの特徴が分かると、

「私はオーストラリアのシラーズが好き」
「最近ロワール地方のソーヴィニヨンブランが美味しい」

のように、漠然とした「おいしい・好き」がどんどん明確になっていきます。

売り場の店員さんにも好みのワインを相談できるようになったりして、「通」な感じになってきますね。

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原産地呼称法

ワインの産地はラベルに書かれた原産地名で判断することが多いです。

原産地名は原産地呼称法で管理されているので、簡単な仕組みを勉強しておきましょう。

原産地呼称が分かると、ラベルを見ただけで「どこで造られたワインか?」「上級ワインか?テーブルワインか?」などがわかります。

フランスの原産地呼称法A.O.C.を例に解説した記事があるので参考にしてください↓↓

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生産者

ブドウ品種や産地ほどでないものの、生産者の違いもワインの味わいに影響を与えます。

「ブルゴーニュのシャンベルタンはアルマンルソーがいいなぁ」みたいな感じですね。

同じブドウ品種・同じ産地で別生産者のワインを飲み比べるのがベストですが、この世の生産者全てを知ることはできません。

特においしいと感じるワインに出会ったときに、その生産者の別のワインも試してみる、くらいが気軽に楽しめるのでオススメです。

「ワイン好き」と言われる人でも、生産者までこだわる人は少数派。

ワインの資格試験でも生産者について勉強することはほとんどないので、プラスアルファな要素として楽しめばOKです。

栽培&醸造方法

「赤ワインと白ワインって何が違うの?」
「スパークリングワインはなんで泡があるの?」
「ロゼワインってなんでピンク色なの?」
「アイスワインってなんで甘いの?」

醸造方法を勉強するとこれらの疑問が全て解決

造り方の細かな違いを勉強すると、「だからこのワインはこういう味なんだ」と理解が深まります。

「CAVAはシャンパン方式で造ってるのに安いからお買い得」
「ヴァニラの印象があるシャルドネを飲みたいから樽熟成したやつを買おう」

という感じで、実生活にも役立てることができます。

「シュールリー」「メトードアンセストラル」など、ワインラベルに書いてある醸造用語も理解できてワイン選びも楽しくなりますね。

 

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「シュール・リー」という醸造方法で造ったワインということです

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テイスティング

テイスティングの訓練は自分の味覚・嗅覚で感じ取れる情報を増やしていくのが目的です。

初心者はあまり深く考えず、まずは飲んで楽しむことだけで大丈夫。

ワインに慣れてきて、テイスティング力を鍛えたいと思ったら意識するようにしましょう。

漠然と飲むだけだと一定以上のテイスティング力は身に着かないので、味覚嗅覚を意識してワインを感じる癖をつけることが大切です。

ワイン初心者にオススメな3つの勉強法

  • 本・ネットの情報で独学
  • ワインスクールの初心者向け講座を受講する
  • J.S.A.ワイン検定を受験する

勉強は「効率的に」「楽しく」できるのが一番ですよね。

筆者のオススメは

  1. 初心者向けの本を1冊読んでみる
  2. ワインスクールの初心者向け講座を無料体験する
  3. ワイン検定ブロンズクラスを受験するorワインスクールに入会する

の流れです。

それぞれメリット・デメリットもふまえて見比べてみましょう。

本・ネットの情報で独学

メリット ・一人でも手軽に始められる
・初期費用が安い
・自宅や電車など場所を選ばない
デメリット ・情報の正否を判断しないといけない(特にネット)
・必要なことを勉強し終えるまで時間がかかる

一番手軽に始めやすいのが、本やネットで情報を集めることです。

本は初心者向けのものが多く出版されているし、ネットにもブログや動画でワイン初心者向けのコンテンツが沢山配信されていますね。

初心者向けの本を1冊読むだけでもたくさんの学びがあると思います。

一方で、効率よく勉強するには不向きです。

本で勉強し続ける場合、1冊だけでマスターするのは難しいので、必然的に何冊かの本を読むことになります
重複する内容も多いので、ほしい情報だけを選んで効率よく勉強することができません。

「どの本を選んだらいいのか?」が分からず、手当たり次第に読み漁って結構な出費になってしまうこともあります。

ネットの情報の場合は情報発信者の私情が入っていることもあって、

「いま必要な情報なのか」
「公平な目線で見た情報なのか」
「信じられる情報なのか」

を判断しないといけません。

広大なワインの世界を闇雲に進んでいくことになるので、知識が積み重なるまでに時間がかかります。

本やネットでの情報収集は、ある程度基礎を勉強して興味ある分野ができてからでも遅くありません。

初心者向けの本を1冊読んで基礎が出来たら、ワインスクールの初心者向け講座を受講したりワイン検定を受験したりするほうがスムーズでオススメです。

筆者がオススメするワインの入門書を3冊、読む順番もあわせて紹介した記事があるので、ワイン本選びの参考にしてください↓

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座学で勉強したワインを実際に飲んでみる

座学だけではワインの知識が身に着いたとは言い切れません。

知識がついたら、実際にワインを飲んでみましょう。

初心者にはシンプルな味わいで、単一品種で造られたワインがオススメです。

初心者向きワインを紹介した記事は下記リンクからチェックできます↓↓

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J.S.A.ワイン検定を受験する

メリット ・合格すると認定証がもらえる
・直前講義でワイン仲間が増える
デメリット ・事前に独学で勉強しないといけない
・合格率は高いものの、試験のプレッシャーを感じる
・受験料がかかる
・好きなタイミングで受験できない

日本ソムリエ協会が主催するワイン検定のブロンズクラスは、ワインをこれから勉強したい人に向けた検定試験です。

出題内容は基本的なブドウ品種と醸造方法、ワインラベルの読み方、相性のいい料理の選び方など。

試験当日に出題内容の講義を90分受講してから本試験になります。

合格すると認定証がもらえるので、形に残るのがいいですね。

 

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↑勉強したことが形になると嬉しいですよね

しかし試験当日90分の講義だけ合格するのは難しく、事前にある程度勉強しておく必要があります

過去問が非公開なので勉強の要点が分かりづらく、ひたすらテキストを反復することになるのでモチベーションの維持が難しいかもしれません。

ワイン検定ブロンズクラスは毎年3月と9月の2回開催で、自分の好きなタイミングで申し込みできないこともデメリット。

勉強は「やろう!」と思ったときにスタートできないと、結局手に付けなかったなんてことになりがちです。

もしワイン検定の受験申込開始まで期間が空いてしまう場合には、その期間に本を読んだりワインスクールの初心者向け講座を受けたりして、ワインの勉強の下地を作っておくと受験勉強もスムーズです。

当ブログではワイン検定の要点をまとめた記事もあります。
受験の際にはこちらも参考にしてください↓↓

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ワイン検定ブロンズクラス表紙

ワインスクールの初心者向け講座を受講する

メリット ・効率よく勉強できる
・ワインの勉強を一緒に始める仲間ができる
・講座によってはすぐにスタートできる
デメリット ・受講料がかかる
・授業に合わせてスケジュール調整しないといけない

「ワインのスクール」と聞くと難しそうに感じる人が多いですが、そんなことはありません

「初心者向け講座」ではブドウ品種、醸造方法など「ワインのことを全く知らない人」でもわかりやすく勉強できる内容になっています。

座学だけでなくテイスティングも教えてもらえるので、知識と味覚が一緒に成長出来て効率的。

実績あるプロの講師から教われば理解しやすいし、同じレベルから一緒に勉強をスタートする仲間もできるので、モチベーションを維持しやすいのもメリットですね。

一方で、受講料がかかるのは気になるところです。

仕事や家庭が忙しい人は、受講のためのスケジュール調整が難しいこともあるでしょう。

無料で体験できるものもあるので、無料体験を試しに受講して続けられそうなら入学、という流れが無難でオススメです。

国内最大手ワインスクール「アカデミーデュヴァン」の初心者向け無料体験会なら年中受け付けているので、「やろう」と思ったときにすぐ申し込むことができます。
無料体験会の様子は「【レビュー】ワインエキスパートがアカデミー・デュ・ヴァンの無料体験会に参加してきた話」をご覧ください。

本入会したあとに受講できる初心者向け講座も3種類あり、資格取得を目指す本格的なものから、楽しくワインを飲みたい人向けのカジュアルな講座まであるので、自分にあった形で勉強できます。

アカデミーデュヴァンで開催されている初心者講座は「【初心者向け】ワインスクール最大手アカデミー・デュ・ヴァンのオススメ講座3選」で解説しているので参考にしてください。

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ワインを勉強して得られるもの3点

  • 一生付き合える趣味になる
  • 一つ一つのワインを深く味わえる
  • レストランのワインリストから最適なワインを選べる

一生付き合える趣味になる

ワインを勉強していくと、どんどん興味のあるワインが増えていきます。

「この前アレを飲んだから、次はコレを飲もう」
「最近新しく出てきたこのワインはなんだろう?」

というように、飽きることなく続けられる趣味にできます。

一人でも多人数でも楽しめるという点もいいところですね。

一つ一つのワインを深く味わえる

ワインが造られた背景を知ると、そのワインの味わいはより一層深くなります。

「このワインは生産者のこんな苦労があって生まれたんだ」
「この地域でワインを造っているのはこのワイナリーだけなんだ」

などなど、知識がそのワインを盛り上げる材料になってくれます。

ワインを一口飲むだけで、映画を見るようにそのワインが生まれるまでのストーリーが頭に浮かぶ、なんてこともありますよ!

レストランやショップのワインリストから最適なワインを選べる

何が書いてあるのかも、何を選べばいいのかもわからないワインリストも、勉強した分だけ理解できるようになります。

「今日はニュージーランドのソーヴィニヨンブランな気分だな」
「たまにはバローロでも頼もうか」

なんて選び方から、

「今日のメイン料理に合わせてワインはシャブリにしよう」
「ブルーチーズが特売で売ってたから甘口ワインとあわせよう」

というように料理との相性を考えた選び方までできれば、食事がどんどん楽しくなりますね。

ワインを勉強して取れる資格

  • ワイン検定
  • ソムリエ&ワインエキスパート

「せっかく勉強したんだから何か形にしたい」

という人もいると思います。

ワインは日本ソムリエ協会がいくつかの検定・呼称試験を実施しているので、レベルにあわせたものを受験して形にしていくことができます。

ワイン検定は筆記試験のみですが、ソムリエ&ワインエキスパート試験はテイスティング試験も実施されます。

最初は難しく感じますが、時間をかけて段階を踏んで勉強していけばソムリエ&ワインエキスパートの合格を目指すことも十分可能です。

興味がある人は目標にしてくださいね。
【初心者からでも合格できる!】ソムリエワインエキスパート試験の概要を解説 の記事へ

最後に

  • ブドウ品種から勉強しよう
  • 初心者向け講座を活用しよう

ワインの勉強は大きく5つに分かれますが、初心者はまずブドウ品種を覚えましょう。
初心者向けワインを飲んだりして、好きなブドウ品種ができればベストですね。

最初は細かいテイスティングは意識せず、自由にワインを楽しんでください。

本やネットの情報だけで勉強すると無駄が多かったり間違ったことを覚えてしまったりするので、ワインの初心者向け講座の受講やワイン検定の受験がオススメ。

ワインの知り合いも増えるので、楽しく効率的に知識と経験を積み重ねられます。

ワインを勉強すればますますワインが楽しくなるし、資格を取って形にすることもできます。

一生付き合える趣味にもなるので、是非ワインを勉強してみてください。

ワインスクールの初心者向け講座の比較記事↓

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ワインを勉強してみませんか?

ワインを勉強すると、ただ飲むだけよりも味わい深く楽しめるようになります。
奥が深く一生付き合える趣味にもできるのでとてもオススメ。
最初は簡単なことからスタートしましょう。

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