- 3大生産地域の特徴
- ブドウ品種上位3品種
- ワイン法は軽く見ておく
ソムリエ&ワインエキスパート一次試験対策シリーズ。
今回はスロヴェニアです。
スロヴェニアはイタリアと国境を接し、1991年に旧ユーゴスラヴィアから独立した新しい国です。
ワイン生産者の9割が栽培面積1ha以下の小規模生産者で生産量の68%が白ワイン。
スロヴェニア第二の都市マリボールにはギネスブックにも認定された樹齢450年のブドウの樹が残っていて、現在でも実をつけてワインが造られています。
試験対策のポイントはごくわずか。
3大生産地と主要ブドウ品種を覚えておけばOKです。
今回はそんなスロヴェニアのポイントをまとめて、最後に練習問題をのせています。
練習問題をうまく使って効率的に学習してくださいね。
全ての記事にランダムで出題される練習問題がついているので試験学習にうってつけ。
独学・スクール通学を問わず、ソムリエ&ワインエキスパート試験合格を目指す人全員に役立てるようになっています。
詳しくは下記リンクの記事をチェックしてくださいね。
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主要ブドウ品種
- 国際品種と土着品種を合わせて50品種ほどが栽培されている
- 上位3品種を把握しておく
スロヴェニアは生産される68%が白ブドウです。
上位3品種を確認しておきましょう。
特に最大生産量のラシュキリーズリングは必ず覚えてください。
主要ブドウ品種 | 備考 |
Laski Rizling ラシュキリーズリング |
スロヴェニアの栽培面積で最大 |
Refosk レフォシュク |
スロヴェニアの栽培面積第2位 |
Chardonnay シャルドネ |
スロヴェニアの栽培面積第3位 |
ワイン法
- EU規定に基づいてP.G.I.とP.D.O.が導入されている
- 7割がP.D.O.
- Z.G.P.というスロヴェニアで古くから使われてきた規定もある
それぞれの規定がどういう条件なのかを見ておきましょう。
Z.G.P.の規定は「上級」「最上級」をしっかり見分けられることが大切です。
P.G.I.
- 地理的表示保護
- EUで言うI.G.P.
- プリモルスカ、ポドラウイエ、ポサウイエのいずれか1地域のブドウを85%以上使用
- 使用した地域の原産地名を表記
P.D.O.
- 原産地呼称保護
- EUで言うA.O.P.
- Kakovostno Vino Z.G.P.とVrhunsko vino Z.G.P.の二つにさらに区分けされる
- 統制保証原産地産上級ワイン
- 3地域の中の9地区が統制保証原産地に指定
- 統制保証原産のブドウを100%使用
- 統制保証原産地産最上級ワイン
- 3地域の中の9地区が統制保証原産地に指定
- 統制保証原産のブドウを100%使用
- 84エクスレ以上のプレミアムカテゴリー
- 補糖、補酸、減酸は禁止
P.T.P.
- 統制保証原産地産の伝統的なワイン
- 多くは安価なワイン
- 地域特有のワインスタイル
主要産地
- 三大地域の特徴を把握する
主要産地 | 備考 |
Primorska プリモスカ |
北西のイタリア国境沿いとアドリア海沿岸地域 スロヴェニアで一番温暖 |
Podravje ポドラウイエ |
北東部ハンガリー平原の地域 スロヴェニア最大の生産地域 ドイツから持ち込まれた品種が中心 |
Posavje ポサウイエ |
南東部クロアチアとの隣接地域 複数品種のブレンドが多い |
スロヴェニア練習問題
本記事で解説したスロヴェニアについて練習問題を作成しました。
スキマ時間などに是非挑戦してみてください。
最後に
- 主要三大品種と主要三大生産地を把握する
スロヴェニアはポイントがすくなく、出題される確率もわずかです。
甘口ワインやオレンジワインなどもありますが、日常のワインライフでも見かけることは少ないでしょう。
受験期は重要な部分だけ覚えて、細部は興味が出た際に教本を読みかえすくらいがちょうどいいかもしれません。
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