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日本/ソムリエワインエキスパート試験対策&練習問題

  • 自国なので学習量は膨大
  • プロフィールや歴史も要チェック
  • 日本ワインと国内製造ワインの違いを把握する
  • 日本ワインの主要産地は山梨>長野>北海道
  • 甲州とマスカットベーリーAが有名だが、デラウェアのような生食用ブドウがメイン

ソムリエ&ワインエキスパート一次試験対策シリーズ。

今回は日本です。

ソムリエ&ワインエキスパート試験の主催は日本ソムリエ協会です。
受験しようとする人は当然、日本在住(または日本国籍)の方が多いでしょう。

日本のソムリエ資格を持つ人が、日本のワインについて知っておくことはとても重要です。

ソムリエ協会も同じ考えのようで、学習量・出題頻度は年々増加傾向
気合をいれて勉強しましょう。

日本の特徴は北は北海道、南は沖縄まで、さまざまな気候でワインが造られている多様性です。

主要産地は山梨・長野・北海道で、山形・新潟・大阪も部分的にチェックする必要アリ。
その他の地域については生産量も少ないため、捨て問にしてもOKです。

「国内製造ワイン」と「日本ワイン」の違いや、プロフィール、歴史の重要度も多いので、一つ一つしっかり覚えてくださいね。

記事の中で「生産量第〇位」のような記述がありますが、これらは全て「日本ワイン」の生産量であることにもご注意ください。

ソムリエ&ワインエキスパート一次試験対策シリーズは、筆者が一次試験合格までに学習した内容を項目別にまとめたものです。
全ての記事にランダムで出題される練習問題がついているので試験学習にうってつけ。
独学・スクール通学を問わず、ソムリエ&ワインエキスパート試験合格を目指す人全員に役立てるようになっています
詳しくは下記リンクの記事をチェックしてくださいね。
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日本ワインと国内製造ワインの違い

  • 日本で造ったワイン全てが「国内製造ワイン」
  • 国内製造ワインのうち、国産ブドウのみで造ったものが「日本ワイン」

まずは日本のルールで最も重要な、「日本ワイン」と「国内製造ワイン」の違いを把握しましょう。

日本で醸造されたワインは全て「国内製造ワイン」と呼ばれます。

国内製造ワインは国内で醸造していればいいので、原料ブドウが輸入品、国産品、濃縮果汁を問いません
そして国内製造ワインのうち、国産ブドウのみを使って造ったワインを「日本ワイン」と呼びます。

かつてはどちらも「国産ワイン」と呼ばれていましたが、「国産ブドウのみを使ったワイン」と「輸入ブドウ(または輸入果汁)を使ったワイン」を区別するため、これらのカテゴリーが生まれました。


表ラベルや裏ラベルに「日本ワイン」と記載されます↑

この記事の中にある「栽培面積第〇位」のような記述は、全て「日本ワイン」の順位です。

例えば「日本ワイン」を国内で最も生産するのは山梨県ですが、それが「国内製造ワイン」になると神奈川県になります。

試験でも聞かれるのは「日本ワイン」についてがほとんどです。
ご注意ください。

国内製造ワインの中で、「日本ワイン」が占める割合は約21%。
さらにいうと、日本で流通している輸入品を含めたすべてのワインのうち、「日本ワイン」はたったの4.9%しかありません
「国内製造ワイン」は日本ワインの4倍の量を生産しており、日本のワイン産業はまだまだ輸入ブドウに頼っていることが分かりますね。

歴史

  • ワイン造りが始まったのは明治初期
  • 1874年山田宥教ゆうきょう詫間憲久たくまのりひさが甲府でワイン造りを始める
  • 世界大戦中に酒石の軍事利用のためにワイン造りは生き延びる
  • 戦後、東京オリンピックや経済拡大期を経て成熟市場へと発展する
  • 1973年ワイン元年:3年前の大阪万博の影響もありワイン消費が昨年対比162%に上昇
  • 1627年の小倉藩説もある

日本のワイン造りは明治初期、甲府で始まったとされています。
1874年山田宥教ゆうきょう詫間憲久たくまのりひさ山梨県の甲府で清酒醸造の技術をもとにワイン造りを始めます。

※山田宥教を「やまだひろのり」と読むことも多いです。
しかし2022年版教本では「やまだゆうきょう」のルビがついていますので、それに準じておきましょう。

世界大戦中には軍事ソナーの開発に酒石が必要になり、ワイン生産量は拡大。

無理に増産した反動で戦後のワイン造りは一時低迷しますが、東京オリンピックや高度経済成長を追い風にする形で日本ワインの消費は拡大していきます。

大阪万博などの影響で1973年にはワイン消費量が前年比162%となり、この年を「ワイン元年」と呼びます。
さらにその2年後の1975年にはワインの消費量がそれまでの甘味果実酒(シェリーやサングリア)を上回りました。

日本のワイン造りの歴史には、上記の甲府説と別に福岡の「小倉藩説」があります。
1627~30年までの4年間、小倉藩細川家の管轄化で葡萄酒造りが実施されていた記録が見つかったため、「小倉がワイン造りの始まりかもしれない」と言われ始めました。
しかしこの”葡萄酒“が、「ワイン」なのか、「他のお酒にブドウを入れたもの」なのか、という詳細が明らかになっていないため、現在の本筋は甲府説ということになっています。

「日本ワインの父」川上善兵衛

  • 新潟に岩の原葡萄園を開園
  • マスカットベーリーAなど多くの交配・交雑品種を生み出した

川上善兵衛は超重要人物です。

川上善兵衛は1893年に新潟県で岩の原葡萄園を拓き、「日本の風土にあったワイン用ブドウを作ろう」と研究を始めます。

その研究の成果で生まれたのが、「マスカットベーリーA」や、「ブラッククイーン」です。
どちらも今では日本を代表する品種ですね。

  • マスカットベーリーAやブラッククイーンは交配・交雑品種
  • 生み出したのは川上善兵衛

この2点は必ず覚えておきましょう。

ワイン法

  • 酒税法の特別法「酒税の保全及び種類業組合などに関する法律」で定められる
  • 2018年に果実酒などの製法品質表示基準が制定
  • ラベル表記は85%ルール

日本にはワイン法は存在せず、全て酒税法の中で管理されます。

日本でのお酒の区分

  • 発泡性酒類(ビール等)
  • 醸造酒類(ワイン・日本酒等)
  • 蒸留酒類(焼酎・ウイスキー・ブランデー等)
  • 混成酒類(甘味果実酒・みりん・リキュール等)

日本ではアルコール1度以上の飲料を「お酒」と呼び、お酒は4つの分類されます。

スティルワインは「醸造酒類」の果実酒に、フォーティワイドワインは「混成酒類」の甘味果実酒に分類されます。

スパークリングワインは発泡性酒類ではなく、スティルワインと同じ「醸造酒類」になることも注意しましょう。

果実酒の定義

  1. 果実または果実及び水を原料として発酵させたもの
  2. 1に糖類を加えて発酵させたもの
  3. 2にさらに糖類を加えて発酵させたもの
  4. 3にさらに糖類、香味料、アルコールを加えたもの
  5. これらの条件に加えてアルコール度数20度未満のお酒
    ※2~4は15度以上20度未満

酒税法には「ワインとは」の定義はなく、ワインは「果実酒」に分類されます。

「果実酒」は原料に果実を使っていればOKで、水や糖類を添加することが許可されています。

そのため日本では、水や糖分を添加しても「ワイン」と名乗ることができます

伝統国ではワインに水を加えることを禁じている国が多いですね。

地理的表示G.I.

  • 産地名を独占的に名乗れるための基準
  • ワインでは山梨・北海道・山形・長野・大阪が認定
  • 生産地域の申請で国税庁長官が地理的表示を付与する
  • 産地の範囲の重複も可能

日本では「地理的表示制度(G.I.)」が定められています。

G.I.は産地が国税庁に申請し、それを承認される形で認定されます。

通常、ラベルに産地名を表示するには、その地名で栽培されたブドウを85%以上使用する必要があります。
しかしG.I.を表示する場合には、それに加えて原料・製法・製品規格などの厳しい規定をクリアしないといけません。

ワインの原産地は、それまでの「山梨」「北海道」に加えて、2021年6月に山形・長野・大阪の3か所が新たに認められました。

制度上では「山梨県・勝沼」のように、県単位よりも狭域なG.I.を認定することも可能です。
フランスのA.O.C.のように、「日常消費の広域なもの」と「狭域な高級品」という品質分類される日が来るかもしれませんね。

日本ワインのラベル表記

  • 品種・産地・収穫年は85%ルール

「日本ワイン」のラベル表記は85%ルールが採用されています。
EUなどの世界基準に準じていてわかりやすいですね。

主要ブドウ品種

  • O.I.V.に登録されている国産品種は3品種
  • 交配の組み合わせまでしっかり把握する

日本はブドウは生食用の消費量が多く、ワインに使われるブドウも生食用とワイン用を兼用したものが多いです。

国産品種でO.I.V.(国際ぶどう・ぶどう酒機構)に登録されているのは「甲州」「マスカットベーリーA」「山幸」の3品種。
この3品種はEUに輸出する際に、ラベルに品種名を書くことができます

O.I.V.登録3品種が「いつ登録されたのか」は超重要です。
交配(交雑)品種は、「どの組み合わせで誕生したのか」を覚えておきましょう。

主要ブドウ品種 備考
Koshu
甲州
ヴィティスヴィニフェラ×ヴィティスダヴィディの交配
由来には2つの説がある
2010年O.I.V.に登録
Niagara
ナイアガラ
Delaware
デラウェア
山形県が国内最大
Muscat Bailey A
マスカットベーリーA
川上善兵衛が開発
ベーリーとマスカットハンブルグの交雑品種
2013年O.I.V.に登録
Concord
コンコード
Merlot
メルロ
Black Queen
ブラッククイーン
川上善兵衛が開発
ベーリーとゴールドクイーンの交雑品種
Kai Noir
甲斐ノワール
山梨県が開発
ブラッククイーンとカベルネソーヴィニヨンの交雑品種
Yamasachi
山幸
北海道が開発
ヤマブドウと清見の交配品種
2020年O.I.V.に登録

甲州種の由来

  • 718年大善寺説と1186年雨宮勘解由あまみやかげゆ説の二つがある

甲州の由来はまだはっきりしていませんが、通説は2つ。

大善寺説(行基説)と雨宮勘解由説です。

「大善寺説は何年?」なんて出題があってもいいように、それぞれの年号もしっかり覚えましょう。

仕立て方

  • 大半が棚仕立て
  • 日本特有の棚仕立て法のX字型剪定・一文字型短梢剪定・H字型短梢剪定

日本のブドウ栽培は棚仕立てと垣根仕立てがメインです。

特に棚仕立てには日本特有の方法がいくつかあるので要チェック。

X字型剪定

  • 長梢に剪定した棚仕立てで日本の伝統的な仕立て法
  • X字を意識しながら樹を仕立てていく

一文字型短梢剪定

  • 短梢に剪定した棚仕立て
  • 水平方向に一文字に太い枝を配置する

H字型短梢剪定

  • 短梢に剪定した棚仕立て
  • 水平方向に左右に2列、H字の形に枝を配置する

山梨県

  • ワイナリー数、生産量ともに日本一の規模
  • 甲州とマスカットベーリーAが二大品種
  • 2013年国税庁が「山梨」をG.I.に認定

山梨県は「日本ワイン」の生産量が最大で、ワイナリー数も85軒と国内最多。

2013年にワインの地理的表示として初の「山梨」を獲得しました。

日本のワインを学習する上で最も重要な地域です。

山梨県の主要品種

山梨県主要品種 備考
Koshu
甲州
山梨県の47.8%を占める最大品種
Muscat Bailey A
マスカットベーリーA
山梨県の27%を占める2番目に多い品種

山梨県と言えば甲州です。

次点はマスカットベーリーAで、甲州とマスカットベーリーAだけで全体の3/4を占めています

白品種は冷涼な産地で広く栽培されることが多いです。
一方山梨県はワイン産地としては温暖な気候になりますが、それでも白品種が全体の6割以上。
それだけ甲州が多く栽培されているということですね。

山梨県の主な産地

  • 甲州盆地を4つのエリアにわける
  • 日本ワイン発祥の地である甲州盆地東部が最重要
山梨県主要産地 備考
甲府盆地東部 甲州市(勝沼、塩山)、山梨市、笛吹市を含む
山梨のワイナリーの7割が集中
甲州市塩山地区は日本におけるデラウェア発祥の地とされる
甲府盆地中央部 低地のため水はけのいい場所を選び栽培
甲州ブドウの収穫時期も早めで近年はスパークリングワインの原料として使う生産者もいる
甲府盆地北西部 新しいワイナリーが設立され、ドメーヌ型のワイナリーが増加傾向
2000年頃から新たな畑が次々と拓かれているエリア
北杜市、甲斐市、韮崎市を含む
甲府盆地西部

長野県

  • 生産量は山梨に次いで第2位
  • ワイン造りにおいては最も活気のある産地
  • 信州ワインバレー構想など行政もワイン産業に前向き
  • 2021年6月「長野」がG.I.に認定

長野県は「日本ワイン」の生産量が山梨に次いで第2位。

特徴はヨーロッパ系品種を使った高品質ワインが増えてきていることです。

長野県が発表した信州ワインバレー構想によって、現在もワイン産業は発展を続けており、ドメーヌ型の小規模ワイナリーも増えてきています。

2021年6月には、地理的表示「長野」が国税庁に認定されました。

信州ワインバレー構想

  • 2013年長野県が発表
  • 松本盆地、上田盆地、長野盆地、伊那盆地の4エリアに分けて発展を促す
  • ワイン特区は、自治体がワイン生産時に税政面で優遇政策を受けられる制度

長野県の主要品種

長野県主要品種 備考
Concord
コンコード
長野県で生産量最大
Merlot
メルロ
特に桔梗が原で高品質なワインが造られる
日本で最も生産量が多い
Niagara
ナイアガラ
長野県で生産量が2番目に多い
Chardonnay
シャルドネ
日本で最も生産量が多い
Sauvignon Blanc
ソーヴィニヨンブラン
日本で最も生産量が多い

長野県では、メルロ、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランが日本で最も多く生産されています。

しかし、長野県の生産量TOP2は「コンコード」「ナイアガラ」
この2品種だけで長野県の61%を占めます。

ヨーロッパ系品種が有名な産地ですが、生産量ではまだまだ生食用ブドウが多いことは覚えておきましょう。

「長野県で最も多く栽培されるブドウは?」という出題に、メルロなどのヨーロッパ系品種を答えないように注意!

長野県の主な産地

  • 信州ワインバレー構想の4地域を覚える
  • 桔梗が原ワインバレーが特に重要
  • 細かい市町村は千曲川以外を覚えて、千曲川は消去法
長野県主要産地 備考
桔梗が原ワインバレー メルローが有名
松本盆地の南端、塩尻市全域が含まれる
長野県ワイン造りの発祥の地
千曲川ワインバレー 千曲川流域、最もワイナリー設立が多い
日本アルプスワインバレー 松本盆地から塩尻市のみを除いたエリア
松本市、大町市、安曇野市、山形村、池田町が属する
天竜川ワインバレー 伊那盆地
松川町、宮田村が属する
最近はシードル生産が活性化

北海道

  • 2018年国税庁が「北海道」をG.I.に認定
  • 長野県と並んでワイン産業が盛り上がっている地域
  • 日本ワインの生産量は第3位
  • 近年ピノノワールが伸びているが、まだ生産量は少ない

北海道は、長野県と同様に近年ワイン産業が伸びてきている産地です。

広い土地が本州と比べて安価で手に入りやすいため産業に参入しやすいことが背景にあり、今でも毎年新しくワイナリーが設立されています

新規ワイナリーの大半がドメーヌ型の小規模ワイナリーであることと、冷涼な地域の特徴を生かして近年はピノノワールの生産が増えていることも覚えておきましょう。

2018年に、山梨県に次いで二番目のG.I.となる「北海道」が認定されました。

北海道の主要品種

北海道主要品種 備考
Niagara
ナイアガラ
北海道で生産量最大
Kerner
ケルナー
1973年ドイツから導入
北海道の代表的な品種
Campbell Early
キャンベルアーリー
北海道で生産量が2番目に多い
Zweigelt
ツヴァイゲルト
1970年代にオーストリアから輸入
余市町で栽培が盛ん
Pinot Noir
ピノノワール
近年急速に増加している

冷涼な北海道は、もともとドイツ系品種が主流でした。
近年はピノノワールにも注目が集まっています。

しかし生産量では生食用の「ナイアガラ」「キャンベルアーリー」が2大品種なので注意。

北海道の主な産地

  • 空知そらち地方と後志しりべし地方が2大産地
北海道主要産地 備考
空知地方 浦臼町は日本最大のブドウ園がある
岩見沢市と三笠市で近年ワイナリーの設立が活発
後志地方 栽培面積・生産量共に北海道トップ
ドメーヌタカヒコが有名
余市市はワイン特区に指定されている

山形県

  • デラウェアの国内栽培面積が第1位
  • タケダワイナリーによる自社農園の欧州系ブドウ栽培
  • 生産量は日本第4位
  • 2021年6月に「山形」がG.I.に認定

山形県には古くからワイン造りが行われてきた歴史があります。

しかし近年は長野や北海道に押され気味…。
新規ワイナリーも2000年以降5軒のみに留まっています。

デラウェアの栽培面積が国内最大
1930年代に設立されたタケダワイナリーは、歴史あるドメーヌ型ワイナリーということで要チェックです。

2021年6月に「山形」が地理的表示に認定されました。

山形県の主要品種

  • 白はデラウェア、黒はマスカットベーリーA
  • デラウェアは国内最大
山形県主要品種 備考
Delaware
デラウェア
山形県生産量最大
国内で最も栽培面積が大きい。
Muscat Bailey A
マスカットベーリーA
山形県で生産量が2番目に大きい

新潟県

  • 川上善兵衛の岩の原葡萄園
  • ブドウ品種のトップはシャルドネとメルロー
  • ワイナリーが集まる新潟ワインコースト

新潟県のポイントは「日本ワインの父 川上善兵衛」の本拠地であることです。

川上善兵衛は新潟県に岩の原葡萄園を開き、マスカットベーリーAやブラッククイーンなど数々の交配・交雑品種を生み出しました。

近年では新潟砂丘の一角、角田浜と越前浜にワイナリーが集まり始めていて、この一帯を「新潟ワインコースト」と呼ぶこともチェックしておきましょう、

新潟県の主要品種

  • メルロー>シャルドネが二大品種
新潟県主要品種 備考
Chardonnay
シャルドネ
新潟県で二番目に生産量が多い
Merlot
メルロ
新潟県で最も生産量が多い

新潟県ではメルローとシャルドネが二大品種になります。
生食用ブドウが多い他地域と異なり、ワイン用ブドウがTOP2。

マスカットベーリーAの地元ですが、現在の生産量ではメルロー、シャルドネに続いて第3位となっています。

大阪

  • 実は日本でも有数のワイン造りの長い歴史を持つ
  • 近年ワイン造りを復興させる動きが生まれている
  • 2021年6月「大阪」がG.I.に認定

大阪はワイン造りの古い歴史を持ちますが近年は注目度は低め。

2021年にG.I.の認定を受けていますので、そこだけ覚えておきましょう。

日本練習問題

テスト
本記事で解説した日本のワイン産業について、ランダムで出題される練習問題を作成しました。
スキマ時間などに是非挑戦してみてください。

最後に

  • 国内産のブドウのみを使ったものが「日本ワイン」
  • 山田宥教・詫間憲久・川上善兵衛といった歴史的人物
  • 日本ワイン生産量は山梨>長野>北海道>山形>岩手
  • G.I.は山梨・北海道・長野・山形・大阪の5つ
  • 各産地の2大品種はしっかり紐づける

自国である日本について学習することは非常に重要です。

出題頻度も増加傾向のため、キーワードや主要品種などを確実に押さえる必要があります。

法律を含めて、ワイン産地としては伸びしろがある産地。
G.I.も増えてきているので、今後の動向は要チェックです。


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